バフェット太郎著の「バカでも稼げる米国株高配当投資」を読んだ感想をレビューしたいと思います。
この記事を読むと以下がわかります
この記事でわかる内容
- この本はどんな人向けなのか
- ざっくりとした本書の内容と個人的な感想
今回読んだ本はこちら↓
【もくじ】
つぶろ(僕)の資産運用履歴
資産運用履歴
- 2009年~日本生命で年金積立。
- ~2017年前職退職まで確定拠出年金を貯蓄タイプで運用。
- 2017年末~2018年1月仮想通貨バブルで大損
- 2018年転職をきっかけに楽天証券にてつみたてNISA及びインデックス投資、AI投資に参戦。確定拠出年金もパッシブ運用へ変更。従業員持株会にも入る。
- 2020年コロナショックでも自動積み立て継続で利回りがすごいことに
「バカでも稼げる米国株高配当投資」はこんな人向けでした
表紙が漫画なので手に取りやすい。
この本はこんな方向けです。
「バカでも稼げる米国株高配当投資」はこんな方におすすめ
- 米国への個別株投資が気になる方
- 資産運用で投資信託か個別株か迷ってる方
- 著者(バフェット太郎氏)の言葉選びが乱暴でも構わない方
米国への個別株投資が気になる方
この本は高配当を行う米国個別株がいかに良いかどうかをバフェット太郎氏が理論を交え語っています。
特に日本への投資と比較している点がわかりやすいです(大体どの本でも言ってるけど)
著者が積み立ててきた10銘柄のポートフォリオまで公開されているので考えることが面倒くさい方はそのまま真似てもよいかと思います。
資産運用で投資信託かETFか個別株か迷ってる方
本書ではインデックスファンド(投資信託)、ETF、個別株について比較する章があります。
比較ポイント
- 各手数料(信託報酬、為替レート、購入手数料)
- 分配金の有無
- 購入タイミング
- 各商品がどんな人におすすめなのか
これらを比較した上で「じゃぁなんで個別株投資が良いのか?」について理論立てて解説してあります。
ただし、世の中的には投資信託やETFなどのパッシブ運用が増えてきていると言及しています。
その上で
と結論づけています。
投資信託、ETF、個別株のどれで資産運用するか迷ってる方はまさに「リスク許容度」がポイントとなります。
著者(バフェット太郎氏)の言葉選びが乱暴でも構わない方
感じ方は人それぞれなのでなんとも言えませんが本書の文はネットの煽り言葉遣いが多いです。
例えばこんな感じ
- ~情弱旧人類だしマジで可愛そう乙。マジで乙乙~
- ~くっそダサい投資家~
- ~脱糞しながら泡を吹いて気絶~
著者バフェット太郎氏「バカでも稼げる米国株高配当投資」より引用
こんな一般的には汚いと思われる言葉遣いが苦手な方には向いてません。
逆に言うとネット友達みたいなフレンドリーな言葉遣いに感じる人にはバフェット太郎氏の文章がすぅーっと入ってきて非常に読みやすいです。
ざっくりとした本書の感想
漫画は最初の数ページのみです
本書は文章がメイン。
表紙にはOL風の女性がドル札を持ち笑っている感じで
と思いました。
実際には最初の数ページだけであとは文章ばっかりでした。
第1章→名言「米国株投資はスタバでフラペチーノ飲むくらい簡単」
第1章では「本当は死ぬほど簡単な米国株投資」として米国株投資をするための以下を解説
第1章「本当は死ぬほど簡単な米国株投資」ざっくり内容
- 米国株がどんだけ簡単か
- 投資用語の意味
- 具体的に投資する証券会社
- 確定申告について
第2章→名言「預金だけってのはまずいな・・・」
第2章「米国株が最強すぎる理由を挙げてみた」では以下を解説
第2章「米国株が最強すぎる理由を挙げてみた」ざっくり内容
- 日本株より米国株が最強な根拠
- 投資信託、ETFの紹介
- パッシブ投資とバフェット太郎氏投資法の比較
など
第3章→名言「分散投資がカルピスでいうおいしい薄さ具合」
第3章「金が金を生む高配当マネーマシンその作り方」では以下を解説。
第3章「金が金を生む高配当マネーマシンその作り方」ざっくり内容
- 分散投資について
- バリュー株とグロー株比較
- 実際の個別銘柄の選び方手順
など
この辺からPERやPBR、キャッシュフローなどの難しい言葉出てきます。
解説はされていますが、言葉での解説が多いため本書だけで理解が追いつかない。
最後には個別銘柄の選び方を手順を追って説明。見て思ったのが「細かく数字見るのが好き」なタイプでないと厳しいなという印象でした。
第4章→名言「かんたんなルールに従うロボット投資家たれ」
第4章は「ど素人投資家への正しい投資技法」として以下を解説。
第4章「ど素人投資家への正しい投資技法」ざっくり内容
- クソダサい投資家の残念行動一覧
- 地味だけど大切な積立投資とリバランス
- 今後の米国株予測
など
第4章をみて
と確信。
個別株投資をやるにしても分散投資は必要、リバランスも必要。結局、投資信託と同じことやってる。
ということに気づいたのでした。
まとめ 結局はリスク許容度と手間次第
本書を読んだ結果、
と結論づけました。
理由その1としてリスク許容度が自分に合ってません。株の上げ下げは個別株にしてるから余計目立ちます。
上げ下げに一喜一憂して仕事もプライベートも気が向かないくらい気になってしまいます。
上がれば意気揚々、下がれば何も手につけれられないという地獄が待っているのは確実。
理由その2として手間が面倒です。株を選ぶところから始まり、利益に対する2重課税の計算、配当金(分配金)の再投資など手間暇がかかってしまう。
これらを一々検討してるくらいだったら、投資信託で自動積立を行い、あまった時間せっせと仕事したりジムで筋トレしてたほうがマシかなと思ってしまいました。
総評
総評として本書は米国株高配当投資に関するメリット・デメリットをパッシブ投資(投資信託 or ETF)と比較しながら解説しているわかりやすい。
米国株式投資を推しつつもパッシブ投資の良いところも語っており押し付けてない点は高評価。
ただし、ネットスラングが多めな点は読者を選んでおり人によっては不快感を覚えたり、逆に親近感を感じて読みやすい。
今回読んだ本はこちら↓