少し前の出来事。会社の同じ課にいる人が亡くなった。
あまりにも突然過ぎて受け入れることができなかったが少しずつ日常を取り戻せてきたところ。
今の自分の気持ちをまとめたいと思う。
【もくじ】
A君
亡くなった方をAくんとする。Aくんは僕より年下で性格は温厚で誠実。
今の会社に転職して最初の歓迎会を開いてくれた。飲み会会場まで案内してくれた30分間しか長く話したことはないけど、慣れない職場で話してくれる存在がいることは大きな支えであった。
入社してから今までちょこちょことお世話になっていた存在。
後輩や先輩、上司からも色んな人から「Aくん、Aくん」と慕われていました。
数日前、その人の夢を見た
Aくんがなくなる数日前、僕が仕事してる横で上司たちがAくんのことについてボソボソ話していたのを聞いていた。
なんてことしか思わなかったその日の夜、Aくんの夢を見た。
夢の内容
夢の内容は
なにかのきっかけで行方不明になったAくんを僕が発見。
Aくんは悲しい顔をしていた。
僕はAくんを抱きしめる。
といった内容。悲しい顔を今でもはっきりと思い出せる。
亡くなったことを聞かされた
夢を見た数日後。いつものように朝礼が始まった。はずだった。上司が話します。
一瞬、何を言ったのかわかりませんでした。
周りの同僚も同じような雰囲気。上司は涙声になっているのを見て本当だということに気づく。
いつものように仕事を始めることなんてできません。手が震えました。
瞬く間に色んなことが進んでいく
その後の流れはあっという間でした。
- お通夜、告別式のお知らせメールが届く。
- 香典についてのメールが届く。
- お通夜、告別式が行われる。
- Aくんが座っていた座席の片付けを上司が行う。
あっという間にAくんがいない会社で業務がいつもどおりに進み始めた。
そう、会社はいかなる時でもビジネスを辞めることはできない。
常識であることは分かっても体が言うことを聞かない。Aくんはもういないということに頭が混乱していた。
死ぬってどいういうこと?
僕は小学校5年生のときも同級生を事故で亡くしたことがある。
やっぱり色々考えて眠ることができなかった。
身近な人が亡くなるということはやっぱり辛い。
考えても考えても死ぬってどういうことなんだろうと考えてしまう。
まだ若かったしこれからやりたいことも沢山あっただろう。
それが閉ざされてしまったのだからあまりにも無慈悲すぎる。
けどそれと同時に死は身近にあるものだ。ということも考えないといけない。
故人とのお別れはちゃんとやったほうが良い。
僕はちょうど業務が忙しくてお通夜も告別式も出席することができなかった。
ただ今思えば仕事を振り払ってでもAくんと面と向かい、お別れしたかった。
全てが終わってしまってから後悔。
後悔したんだけど、後日別の同僚とAくんの話をすることによって気持ち的には晴れた。
もしこの記事を見ている人がいたら少しでも故人のことを想う気持ちがあるなら面と向かって故人とお別れしたほうが良い。
故人のためのお通夜、告別式であるけどそれと同時に自分のためでもあるのだ。
けじめを付けてしっかりお別れすること。これは大事。
大切な人を大切にしよう
人生の中にはかけがえのない大切な人がいるはずです。
- 家族
- 恋人
- 友達
自分も相手も死んでしまったら最後、2度と言葉を交わすことができません。感謝を伝えることができません。
「後悔先に立たず」という言葉がある通り後悔したあとにはもう取り返しがつかないのです。
- もっと親孝行すればよかった
- もっと愛してあげればよかった
といったことをなるべく少なくするために。(それでも後悔してしまうとおもうけど)
身近にいる大切な人を大切にしてあげてください。
僕のつたない死生観↓