前回は上司に有給全休暇を改めて主張して眼の前で拒否されるまでをまとめてみました。
今回は、拒否された後、様々な人から協力や情報をもらい、実際に上司への反撃、無事に有給消化を勝ち取るまでをまとめてみました。
大事なのは勇気と諦めない心です。
労働組合へ相談
上司に有給拒否をされた後、どうしようかどうしようかと悩んでいたところ会社の労働組合から呼び出されました。
会社側に退職届が到着し、正式に自分が会社を辞めるといういうことが労働組合の方にも通知されたそうです。
その場には労働組合の幹部3人がいました。以前から交流があったので気兼ねなく話ができます。
といった当たり障りない会話から色んな話を聞かれます。
ここで聞かれる内容は大体みんな一緒です。
- なんで辞めるのか?
- 辞めた後の就職先は決まっているか?
- いつ辞めるのか?
小一時間程度、話をした後に
有給消化について相談してみようかな。。
と、良い機会だと思い相談することに。
と言うと、幹部の皆の目の色が変わりました。
かなり省略はしていますが労働組合の幹部3人(トップ含む)の方々の熱いアドバイスをいただけました。
要約すると
- 有給全消化は問題なく取れる。
- 会社側が拒否する場合は労働組合が人事へ働きかける。
- 会社(というか部署)の考えはおかしい。
ということで、多大なる勇気をもらうことができました。
労働組合の方との相談が終わった後、自分は上司へ反撃のメールをいれることに。
反撃メールとその返信
送ったメールがこちらです。
文字に起こすと
お忙しい中、退職の手続きありがとうございます。
つきましては、退職に伴い有給休暇の申請を行いました。
先週、●●さんに口頭でNGをもらったため労働組合に相談したところ、
退職時、全ての有給消化については全く問題ないとの回答をもらいました。
労働者の権利であり、会社側は変更も拒否もできないとのことです。
労働組合や人事を動かしてまでは揉めたくはないのですが、
拒否される場合はそうさせていただきます。
という今見るとかなり強気のメールでした。。(当然ですが。。)
上司からの返信
このメールを金曜日の夜に送って土日を挟んだ月曜日の朝に返信を確認しました。
【上司からの返信】
すみません。それは知りませんでした。
確認を取りますので改めて相談させて下さい。
なんと一瞬で引き下がってくれました。あまりにもあっさり過ぎて驚きです。
とりあえず、何かしら動きがあるようなので待つことにしました。
勝利。有給休暇全取得。
自体が動いたのは週末金曜日。
朝礼が終わると
別室で二人きりになりました。
無事承認
ということで無事に有給休暇を取得することができました!
まさか今まで自分がいた事業部で有給休暇を全て取得したやつがいなかったなんてそれが一番驚きでした。
退職時、有給休暇を全部取りたい方への手順
- 直接上司に有休暇取得申請。
- 承認されなかったら人事や労働組合に相談してアドバイスを得る。(間違ったことは言わないはず)
- 上司に反撃する。
- それでもだめなら労基署に相談する。
正直なところ、ワンマンの会社や労働組合がない会社においては自分のようにすんなり有給休暇を取得することはできないかもしれません。
でも、人事や労働組合がない会社であっても権利はあなたが持っています。
法的に間違っているのは会社側なので勇気を持って行動しましょう。
有給休暇全消化は問題ない。勇気を。
有給休暇の取得は労働者の権利です。
在職中であれば有給取得に関して上司が時季変更権を使って思い通りに使わせてくれない可能性が高いのです。
でも、退職時の有給休暇の全取得に関しては上司は拒否できません。なぜならもう辞めちゃうから時季変更権を使えない=別日に再設定できないのです。
大事なのは勇気です。自分の権利なので堂々と宣言しましょう。あたなに諦めてほしくない。負けないように。
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