2020年の確定申告も近づいてまいりました。
去年の確定申告はこちら
去年、新築マンションを購入した友人から確定申告書作成を依頼されました。
サラリーマン、ふるさと納税している身でマンションを購入した場合の確定申告書はどうなるのか気になったため依頼を受けることにしました。
単純ですが今年の確定申告のやり方を解説しました。
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こんな方におすすめ
- サラリーマンの方でマンションを購入し、確定申告が必要な方
- 1社でしか働いておらず副業していない方
- 年末調整が済んで手元に源泉徴収票がある方
- ふるさと納税している方
確定申告書に必要なもの・準備するもの
確定申告書作成に必要なもの
- マイナンバー通知カード
ふるさと納税関連
- 寄付金証明書
購入住宅関連
- 売買契約書
- 登記事項証明書
確定申告書添付書類に必要なもの
- 身分証明書のコピー
- マイナンバー通知カードのコピー
- ふるさと納税の寄付金証明書の原紙
- 売買契約書のコピー
- 登記事項証明書の原紙
- 勤務先の源泉徴収票の原紙(電子データの場合は印刷したものでOK)
確定申告書作成方法
確定申告書コーナーへアクセス
所得税(確定申告書作成コーナー)にアクセスし、「確定申告書等作成コーナー」を選択。
「作成開始」を選択。
「印刷して書面提出」を選択。
「ご利用のための事前確認を行います」画面が出るので推奨環境や注意事項をよく読む。
読んだら下にある「利用規約に同意して次へ」を選択。
「平成30年分の申告書等の作成」を選択。
「事業所得や不動産所得がある方は、所得税の確定申告書を作成する前に、青色申告決算書・収支内訳書を作成してください。」については特に所得はないため気にしない。
「所得税」を選択。
「給与・年金の方」の「作成開始」を選択。
「申告書の作成をはじめる前に」が表示される。右下の「次へ」を選択。
「提出方法の選択等」が表示される。生年月日を入力して「入力終了(次へ)」を選択。
「所得の種類選択」が表示される。
所得の種類で該当するものにチェックを入れる。
チェックを入れたら「入力終了(次へ)」を選択。
「給与所得の内容等選択」が表示される。
給与の支払者(勤務先)の数で該当するものにチェックを入れる。
年末調整の状況について該当するものにチェックを入れる。
「入力終了(次へ)」を選択。
適用を受ける所得控除の選択
「適用を受ける所得控除について(複数選択可)」について該当するものにチェックを入れる。
「適用を受ける税額控除等について(複数選択可)」について該当するものにチェックを入れる。
チェックを入れたら「入力終了(次へ)」を選択。
給与所得の入力
「給与所得の入力(1/3)」が表示される。
源泉徴収票を手元に用意して左の画面を参考にしながら
- ①支払金額
- ②所得控除の額の合計額
- ③源泉徴収税額
を入力。
「入力終了(次へ)」を選択。
「給与所得の入力(2/3)」が表示される。
源泉徴収票を手元に用意して左の画面を参考にしながら
- ④16歳未満扶養親族の数
- ⑤住宅借入金等特別控除の額(新築住宅購入後初めての確定申告の場合はここは未入力)
- ⑥住宅借入金等特別控除の額の内訳(新築住宅購入後初めての確定申告の場合はここは未入力)
- ⑦国民年金保険料等の金額
を入力。
「入力終了(次へ)」を選択。
「給与所得の入力(3/3)」が表示される。
源泉徴収票を手元に用意して左の画面を参考にしながら⑧支払者の住所と名称を入力。
「入力終了(次へ)」を選択。
「給与所得の入力内容確認」が表示される。
確認して問題なければ「次へ」を選択。
「収入・所得金額の入力」が表示される。
確認して問題なければ「入力終了(次へ)」を選択。
「入力データの一時保存」では、現状入力したデータを保存できるのでコマ目に保存しておいた方が良い。
(パソコンがいきなり落ちた場合でも再入力せずに済む)
所得控除の入力
「所得控除の入力」が表示される。
今回は「ふるさと納税」があるため「寄附金控除」の「入力する」を選択。
寄付金控除(ふるさと納税)の入力
「寄付先から交付された証明書等の入力」が表示されるので「入力する」を選択。
手元にふるさと納税した市町村から送られてきた寄付金証明書を用意。
(確定申告を行うと予めわかっていたためふるさと納税のワンストップ申請はしていない)
画面に従い、
- 寄付年月日
- 寄付金の種類(ふるさと納税)
- 支出した寄付金の金額
- 寄付先の所在地(自動入力)
- 寄付先の名称(自動入力)
を入力していく。
- 複数の入力先がある場合は「別の寄付先を入力する」を選択。
- 同じ寄付先で他の納税がある場合は「同じ寄付先をもう1件入力する」を選択。
- 入力を終了する場合は「入力終了」を選択する。
「入力終了」を選択すると入力したふるさと納税の一覧が表示される。
確認して問題なければ「次へ進む」を選択。
「計算結果確認」が表示されるので問題なければ「OK」を選択。
「所得控除の入力」画面に戻ってくるので「入力終了(次へ)」を選択。
税額控除等の入力
ここでは住宅ローン控除の入力を行う。
「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除」の「入力する」を選択。
取得形態等の入力
「取得形態等の入力」が表示される。
「住宅の取得形態等の選択」から「住宅の新築又は土地付きの新築住宅を購入した」を選択。(ここは人により異なります)
「住宅に移住を始めた年月日の入力」には「住宅に居住した日付」を入力した。
「住宅や土地についての質問」が表示されるので「はい」「いいえ」で入力していく。
最後の「翌年分以降に年末調整でこの控除を受けるための証明書が必要ですか?」は必ず「はい」にしておこう。
今年以降は購入した住宅ローンについて確定申告をしなくて済むためだ。
入力したら「次へ進む」を選択。
金額や面積の入力
「金額や面積の入力」が表示されるため手元に売買契約書と登記事項証明書を用意して入力していく。
「取得対価の額に含まれる消費税及び地方消費税の合計額の全額が、8%の税率により計算されたものですか?」に関しては「はい」を選択した。(売買契約書見てもちゃんと書かれてないため分かりづらい)
「土地に関する事項の入力」の「取得対価の額を入力してください」は土地付きマンションの購入だったので空欄でOK。
「1棟の土地の面積を小数点第2位まで入力してください」は複数(2つ)記載されていたため迷ったが本住所が書かれている方の面積を記入した。
入力したら「次へ進む」を選択。
「年末残高の入力」が表示されたら「年末残高証明書を入力する」を選択。
手元に「住宅取得資金に係る借入金の年末残高証明書」を用意。
見ながら入力してく。難しくない。
入力したら「入力終了」を選択。
「年末残高の入力」に戻ってくるので「次へ進む」を選択。
「適用する控除の選択」が表示されるので「控除の種類」を確認。
購入した住居は普通の住居だったので「適用を受ける控除の選択」で「住宅尺入金特別控除」を選択して「次へ進む」を選択。
入力内容の確認
「入力内容の確認」が表示されるので確認して問題なければ「次へ進む」を選択。
「税額控除等の入力」に戻ってくるので「入力終了(次へ)」を選択。
計算結果の確認
「計算結果の確認」で還付される金額が表示される。
住宅ローンが絡むと還付される金額は大きくなるので驚く。
「作成した申告書の表示・確認」を選択する。
計算結果が表示されるので金額を確認して問題なければ「次へ」を選択。
住民税等に関する事項の入力
「住民税等に関する事項の入力」が表示されるので回答する。
「給与・公的年金等に係る所得意外の所得にかかる住民税の徴収方法の選択」はサラリーマンなので「給与から引き出し」を選択。
副業とかやってて会社にバレたくないなら「自分で納付」を選択しよう。
入力したら「入力終了(次へ)」を選択。
住所・氏名等入力
住所・氏名等入力(1/3)
「住所・氏名等入力(1/3)」が表示される。
還付金の受取方法を入力する。
「ゆうちょ銀行以外の銀行等への振込み」を選択して普段使用している口座情報を入力。
入力したら「入力終了(次へ)」を選択。
住所・氏名等入力(2/3)
「住所・氏名等入力(2/3)」が表示されるので入力する。
「世帯主の氏名・世帯主との続柄」については家の世帯主及び世帯主からみた自分の続柄を入力しよう。
購入した家に一人暮らしする場合、世帯主は自分の名前で続柄が本人となる。
入力したら「入力終了(次へ)」を選択。
住所・氏名等入力(3/3)
「住所・氏名等入力(3/3)」が表示されるので入力する。
「提出先税務署」は住所を入力すれば自動入力してくれる。
提出年月日は後で手書きするため空欄とした。
整理番号も空欄。
入力したら「入力終了(次へ)」を選択。
マイナンバーの入力
手元にマイナンバー通知カードを用意してマイナンバーを入力しよう。
入力したら「入力終了(次へ)」を選択。
申告書等印刷
完成した申告書をPDFでダウンロードできる。
「印刷する帳票の選択」で全てにチェックを入れて「帳票表示・印刷」を選択。
PDFをダウンロードするフォルダを選択して「保存」を選択。
これで確定申告書のPDFをダウンロードできた。
確定申告書を印刷しよう
確定申告書のPDFダウンロードが完了したら印刷しよう。
家に印刷機がないならコンビニでコピーしよう。
スマホにメール添付でPDFを送ってコンビニコピー専用アプリを入れておけば印刷可能だ。
確定申告書に押印しよう!
確定申告書を印刷したら押印する箇所があるので押印しよう。
確定申告書を確認しよう!
あとは以下の内容に関して確定申告書の内容が正しいかチェックしよう。
確定申告書を郵送しよう!
確定申告は申告会場に持っていってもよいのだが、正直あまり意味ない。
長蛇の列に並んで自分の番がきたら軽くチェックされて押印をもらうだけ。
ろくにチェックしてくれないのでそれなら郵送で送ったほうが時間的なコスパが良い。
提出書類の準備
確定申告書の郵送に当たり添付する書類を準備しよう。
- 確定申告書(PDFを印刷して押印したもの)
- 本人確認書類(運転免許書のコピー、パスポートのコピーなど)
- マイナンバー通知カードのコピー(念の為)
- 源泉徴収票(原本)
- ふるさと納税の寄付金証明書(原本)
- 住宅取得資金に係る借入金の年末残高証明書(原本)
- 住宅の売買契約書の写しや工事請負契約書(リフォームしたりしてるなら)の写し
- 住宅の登記事項証明書(原本)
確定申告書の郵送先は所轄の税務署
確定申告書の提出先は「住宅地の所轄の税務署」です。
リンクを張っておくので確認しよう。
提出期間
提出期間は毎年変わるが平成31年は「平成31年2月16日(土)から平成31年3月15日(金)」だ。
郵送の場合は平成31年3月15日(金)以前の消印が押されていることが条件。
注意しよう。
申告書の控え(押印)が欲しい場合は返信用封筒を入れておくこと
申告書を郵送した後、申告書の控え(税務署の押印がされたもの)が欲しい場合は返信用封筒と切手を入れておこう。
お疲れ様でした。以上で確定申告は完了です
以上で2019年の確定申告書の作成は完了です。
問題なく確定申告が完了した場合、1ヶ月後には指定の口座に還付金が振り込まれるはずです。
思ったより簡単に確定申告書を作れるようになっているので迷っても1時間かからないかと思います。
面倒くさいと思うよりちゃちゃっと終わらせたほうが良いですね!