はじめに
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- 楽ラップを2年間使い解約するまでの流れ
2年前から楽ラップを始めていました。この度解約してしまったのですがそこまでの経緯を覚書としてまとめておきます。
【もくじ】
2年間に楽ラップ積み立て続けた
2年前に1年間のプー太郎生活を経て今の会社に転職。
給料も上がったし、プー太郎中にお金の大切さを身を以て学んだことから資産運用の大切さを知って何から始めようか迷っていました。
そんな中、開設しておいた楽天証券でAI投資「楽ラップ」を取り扱っていることを知る。
という本当にノリで初期投資10万円をぶち込み、毎月1万円の積み立て開始。
手数料コース
固定報酬型を選択。
質問方式でAIが運用方針を決める
楽ラップを申し込む際にはAIによる質問が行われます。
この回答結果によりAIが自動的に本人の正確に一致した運用方針を決定します。
↑このような質問にさーーっと答えていくだけで良い。
運用コース決定
15個ほどの質問に回答したら「あなたの運用コース」としてAIが決めてくれます。
どの投資商品を選んでよいかわからない投資初心者にはこの質問形式はとても便利だと感じました。
AIが選んだ運用コースで2年間積み立てました。
2年間の運用成績はプラス
2018年10月から2021年1月まで約2年の楽ラップ運用成績は約3万円ほどのプラス。
投資金額350,000円に対して手数料を引いた返還金額が378,471円。
378,471ー350,000=28,471円プラス(+8.1%)となりました
コロナショック時
世界中が瞬間的に暴落した2020年3月のコロナショックにもバカ下がりするわけでもありませんでした。
楽ラップのポートフォリオ
2年間の楽ラップポートフォリオを以下の3つに分けて記録しておきます。
- 積立開始直後
- コロナショック時(2020年3月)
- 解約直前
積立開始直後
積立開始直後のポートフォリオ。自分がまだ全然投資への興味が希薄だった頃。
コロナショック時(2020年3月)
コロナショック時には世界中で株の暴落が発生。
リモートワーク革命が進むからかREITのパーセンテージが当初の10%→6.5%に下がっています。
解約直前
コロナショック時は一時的な暴落であることが過ぎたあとにわかります。
債権比率が下がり外国株式&REITのパーセンテージが上がっています。
このようにAI投資は世界情勢を自動で反映してポートフォリオを変更してくれます。
3ヶ月に1回報告書が発行される
PDFですが3ヶ月に1度運用報告書が発行されます。
ここでは実際に投資したお金の売買履歴を追うことが可能。見ていて面白い。
3つの楽ラップ解約理由
解約理由は以下の2つ。
- 手数料がインデックス投資と比べて高い。
- 運用成績もインデックス投資が勝ち。
- 資産運用の知識がついた。
詳しく解説します。
手数料がインデックス投資と比べて高い
資産運用にかかるかかる手数料がインデックス投資と比べて遥かに高い金額になっています。
楽ラップの手数料は1%です。
10万預けていたら年間1000円は手数料として持っていかれます。
と侮ることなかれ。舐めてはいけません。
長い年月をかけてボディーブローのように効いてきます。
それに比べてインデックス投資と呼ばれる代表的な商品の手数料は以下の通り。
- 楽天VTI→0.162%
- eMAXIS Slim S&P500→0.0968%。
大体、楽ラップの10分の1で済みます。
例えば20年後、2000万円の資産を築いたとして比較する。
- 楽ラップ→手数料は20万円/年
- eMAXIS Slim S&P500→手数料2万円/年
年間で18万円もの差がついてきます。手取り1ヶ月分くらいありますよね?
手数料は低ければ低いほど良いのです。
運用成績もインデックス投資が勝ち
楽ラップの積立と同時に積立NISAとしてインデックス投資も始めていました。
それこそ楽天VTIにメインで注力。
結果的には運用成績も楽天VTIが圧勝です。(運用益の出し方がわからず画像が出せず申し訳ない)
楽ラップが8%プラスならざっと20%くらいのプラスです。
資産運用の知識がついた
そしてこちらが大きい。
資産運用の勉強をすればするほど長期投資では手数料を気にかけろという忠告をする資産家が多い。
まさに手数料負けほど下らないことはないとのこと。
他の投資の勉強をすることで楽ラップの運用手数料1%がどれだけ高いのかを知ることができました。
まとめ
ということで今回は2年間積み立て続けた楽ラップについて覚書をまとめてみました。
今後AI投資は使うことはないと思いますが初心者は全く右も左も分からないと思います。
個人的にはそんな初心者でも「楽天VTI」や「eMAXIS Slim S&P500」から始めるべきです。
ただ、何事も経験なので勉強として楽ラップするのもあり。(ただし、上記の投資信託と同時並行でやるべき)